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『感動インタビュー ソチ五輪での高梨沙羅の言葉』

まだ記憶に新しい2014年ソチオリンピックでの1コマ。

リアルタイムでこのインタビューをご覧になった方も多いのではないでしょうか。

 

「今まで支えてくださった皆さんに感謝の気持ちを伝えるためにこの場所に来たので・・・そこで良い結果を出せなかったことはスゴク残念です。」

 

若干17歳の少女から発せられたこの言葉・・・

皆さんはどのように受け止められたでしょうか?

 

2014年ソチオリンピック日本代表。2013年世界選手権混合団体金メダリスト、個人銀メダリスト。スキージャンプ・ワールドカップ2012-13シーズン、2013-2014シーズン個人総合で連続のチャンピオンに輝きました。

 

彗星のごとく現れ、次々とタイトルを手中に収め一気に世界の頂点まで登り詰めた彼女だからこそ溢れ出したこの想い。

 

「高梨は絶対にオリンピックでも金メダル」

日本中の期待を小さな背中で背負い込んで戦った世界最高の舞台。

 

その戦いを終えた時彼女は、

「自分が勝てなかったこと」

ではなく、

「期待に応えられなかったこと」

への後悔”だけ”を口にしたのです。

 

初めてのオリンピックでした。

事実として、彼女が飛ぶタイミングだけが2本とも追い風でした。

メディアからの執拗なプレッシャーにもさらされました。

 

でも、一度たりともそんなことは口にしなかった。

 

帰国時に空港で発した一言。

「たくさんの方々に応援していただけたのに、ベストを尽くせず、結果を残すことができなかったので、今は申し訳ない気持ちでいっぱい」

そう、ここでも、『応援をしてくれた人たち』への想いでした。

 

トップアスリートとして成熟すればするほど強く感じるであろうこの想いを、彼女は17歳にしてきちんと胸に秘め、”みんなと一緒に”世界の舞台で戦ったのです。

 

毎 日良い環境で練習が出来ること、必要な用具が揃っていること、適切な指導をしてもらえること、コンディションを管理してもらえること、自分のやりたいこと を応援してもらえること、つまり、自分がスキージャンパーでいることが出来るすべての“当たり前”に、感謝の気持ちをいつ何時たりとも忘れない。

 

これこそが、圧倒的な成績を残し続ける彼女の強さの秘訣ではないでしょうか。

 

『おかげさま』

日本語にはこんな素敵な言葉があります。

 

スキージャンプは決して個人競技ではない、いえ、1人で戦うスポーツなんてない、すべては『おかげさま』で成り立っている、そう改めて感じることが出来た瞬間でした。

 

これは私たちにとっても同様です。

私たちが普段”当たり前”と思っていることは、すべて『おかげさま』で成立しています。

朝起き、朝食を食べ、家を出て、仕事や勉強をし、家に向かい、夕食を食べ、お風呂に入って、眠る。

そのすべてが様々な人との”つながり”の上に成り立っているのです。

 

普段の生活でそれを感じるのはなかなか難しいけれど、きっとそうなのです。

とあるとするのなら、生かされているその生命、自分のためだけじゃなくてみんなのために使いませんか?

 

その想いを持って様々な困難に立ち向かい、それを希望に変えたとき、そこにはきっと最幸の喜びを共有してくれる人があなたの周りにいるはずです。

 

17歳の少女が気付かせてくれたこの想いを胸に、皆さんは今日普段感じることのない『おかげさま』にいくつ気付くことが出来るでしょうか?

 

どんなに小さなものでも構いません。

皆さんが気付いた今日の“おかげさま”を、是非シェアして共有して下さい!!

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