ウィンブルドンは、グランドスラム唯一の芝のコートで戦います。錦織の参戦する大会で、芝のコートというのはかなり珍しく、芝での試合を行うのは稀です。
しかしながら、芝での試合経験があまりないから調子が上がらない。などと愚痴をこぼすのはプロではありません。そのため、錦織ら選手達はウィンブルドン前に芝での大会を経験し、調整を行うのです。
そこで、これまで錦織はどこで芝(ウィンブルドン)の前哨戦を行ってきたかまとめてみました!!
ウィンブルドン前哨戦
2008年 アルトワ選手権
この大会では、3回戦に進出し、ラファエル・ナダルと対戦しました。ナダルに敗れはしたものの、ナダルに与えたインパクトは大きかったらしく、ナダルは「彼(錦織圭)は数年後には世界ランク10位、いや5位に食い込んでくるだろう。100%間違いない」とコメントを残しました。
そして、この年のウィンブルドンで、初のグランドスラム予選免除を果たしました。しかしながら、残念なことに、ウィンブルドン本戦では怪我による1回戦の途中棄権による敗退となりました。
2014年 ゲリー・ウェバー・オープン
この大会で、初めて準決勝にまでコマを進め、ロジャー・フェデラーとの対決となりました。結果、フェデラーにストレート負けを喫し、ベスト4という成績で終わりました。
この年のウィンブルドンは、第10シードで出場し、3回戦突破しました。しかしながら、第4回戦で、第8シードのミロシュ・ラオニッチに敗れ、ベスト8ならずという悔しい敗戦となりました。
2015年 ゲリー・ウェバー・オープン
この大会では、第2シードでの出場と、ロジャー・フェデラーに次ぐシード権での出場を果たしました。準準決勝でイェジ・ヤノヴィッツ戦で勝利し、準決勝にコマを進めるも、その戦いで怪我を負ってしまいました。準決勝の試合を始めたものの、途中で怪我による棄権とし、ベスト4で大会を終えました。
ウィンブルドンでは、その怪我の影響が不安視されましたが、第5シードで出場し、2回戦までコマを進めましたしかしながら、やはり怪我の影響からか、2回戦で棄権を申し入れました。
ここ最近、ゲリー・ウェバー・オープンで調整を行うことが多そうです。そのため、恐らく今年も同様にゲリー・ウェバー・オープンにて調整を行うことが予想されます。
その大会での錦織の活躍を見て、2016年のウィンブルドンの行く末を占ってみましょう!!