ウィンブルドンは、グランドスラムの中で最も歴史の長い大会です。そのため、いくつか独自のルールがあり、他の大会を見ている人からしたら変わって見えるかもしれません。そこで、ウィンブルドンの特徴的な独自ルールは何があるかまとめてみました!!
ウィンブルドンの特徴
白色のウェア着用
1884年のウィンブルドン大会の女子シングルス部門で優勝した、モード・ワトソンが白色のウェアを着用していたことが始まりとなります。当時は、テニスが社交の場であり、人の注目が自然と集まっていました。そのため、服に汗のシミが見えるのは大変見苦しいとされていたため、目立ちづらい白色を着用することが慣例となりました。
この白色のウェアは、現在は厳しすぎると選手から不満の声が漏れているのも事実です。果たして、このルールはいつまで続くのでしょうか。
白色のウェアで戦うフェデラー
会場に広告がない
ウィンブルドンは「伝統を守るため」に、オール・イングランド・ローンテニスクラブが毎年主催しています。そのクラブが、企業のロゴの入った広告を会場に張り出すのではなく、ドリンクやボールといった試合に必要なものだけに美しく提供しています。
お金が必要だからと広告を入れるのではなく、伝統を守ることを最も大事に考えると、広告を入れるべきではなという判断を大事にしているのではないでしょうか。
グラス(芝)コート
ルールとは少し違いますが、ウィンブルドンは、グランドスラムの中で唯一のグラス(芝)のコートです。
このグラスコートを採用している大会は少なく、選手はその対応にかなり苦戦すること必至です。そのため、このグラスコートを攻略することが、ウィンブルドン制覇の足がかりになること間違いありません。
こうした独自ルールの少しづつの積み重ねにより、ウィンブルドン独自の厳格な雰囲気が作り出されていると言えるでしょう。