【スコア】
ブラジル3-1クロアチア
【得点】
前半11分 0-1 オウンゴール(クロアチア)
前半29分 1-1 ネイマール(ブラジル)
後半26分 2-1 ネイマール(ブラジル)PK
後半46分 3-1 オスカル(ブラジル)
立ち上がり、クロアチアが流れをつかんだ。
チーム全体が引いて自陣で守備の網を張り、ブラジルの最終ラインから入る縦パスに厳しく対応。
ボールを奪って鋭いカウンターを仕掛け、前半11分、左サイドからオリッチ(ウォルフスブルク)が送ったクロスボールが相手のオウンゴールを誘って先制した。
出鼻をくじかれたブラジルだったが、反撃を開始する。プレスが厳しい中央を避けて相手両サイドの深い位置にロングパスを送り、個人技で打開して折り返しから立て続けにシュートを放つと、クロアチアの最終ラインがゴール前まで後退。
▲中盤にわずかにスペースが生まれ、前半29分、中央をドリブルで持ち込んだネイマール(バルセロナ)がペナルティーアーク手前からゴール右隅に決め、同点に追いついた。
後半に入ると、ブラジルの攻めの圧力に慣れ始めたクロアチアが、モドリッチ(レアル・マドリード)ら技巧派MFのパス回しを中心に盛り返し、こう着状態が続いた。ブラジルはボランチのパウリーニョ(トットナム)に替えてより攻撃的なエルナネス(インテル・ミラノ)ら2人を立て続けに投入し、積極的に変化を促すと、
▲後半23分、ペナルティーエリア内でフレッジ(フルミネンセ)が倒されPKに。これをネイマールがGKプレティコサ(FC ロストフ)に反応されながらもゴール左に決め、ブラジルが勝ち越した。
その後は1点を追うクロアチアが前がかりになって迫力のある攻撃を展開し、同点まであと一歩というところまで攻め込むが、
▲後半45分、ブラジルはオスカル(チェルシー)が手薄になった相手陣内の中央をドリブルで持ち込み、ペナルティーエリア手前からつま先シュートで決定的な3点目。
開催国ブラジルが苦しみながらも開幕戦勝利を飾った。