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【スポーツのつなぐ力】サッカーJ1リーグで起こった感動出来事

この衝撃的な出来事をニュースでご覧になった方も多いのではないでしょうか。
2013年5月6日サッカーJ1リーグ第10節「大宮アルディージャvsサンフレッチェ広島」戦の後半38分、大宮FW富山選手と広島GK増田選手が接触し、両選手共に脳震盪を起こして立ち上がることが出来なくなりました。

この異例の事態でグランドには救急車が入り、試合はそのまま15分以上中断しました。
結局広島GK増田選手は最後まで意識が戻らず、救急車で病院へ緊急搬送されることに・・・

と、その時、、、
なんと、大宮サポーターを含むスタジアムにいたすべての人が、
「増田!増田!!増田っ!!!増田っっっっ!!!!!!!!」
と声を振り絞っての大声援。

ここにこそ、サッカーの本質があるのではないでしょうか。
敵-味方の関係を越えて、そこにいるすべての人を「つなぐ」力。

生まれた場所も、育った環境も、年齢も、何もかも違う何万人もの人を、
あのたった1つの“球”がその時、同じ時間を同じ場所で同じ感情で「つなげる」のです。

現代においてここまで多く人を「つなげる」ものは他にあるでしょうか。
そう、あのボールを動かすのは選手たちの“意志”ですが、そこにはチームの勝利を願う何十万、何百万、何千万ものサポーターたちの“想い”が込められているのです。

今回の取り上げた出来事は、サッカーが持つ「つなげる」力を改めて感じさせてくれるものでした。
試合後広島GK増田選手は、
「大宮戦で負傷してから救急車に運ばれるまでの間、スタジアムにいた皆さんが僕の名前をコールしてくれましたが、その声はちゃんと聞こえていました。温かい声援をお送りいただき、本当にありがとうございます。」
とコメント。

意識を失い、誰からの声にも反応しなかった増田に、サポーターの心の声が聞こえていたと言うのです。

そして、試合後には、大宮・広島それぞれの選手が相手サポーターの前に行き、「ありがとう」を伝える光景も見られました。
それに対してサポーターは激励の想いを込めて相手チーム名を何度もコール。

同じ“ゴール”を目指す“仲間”として、お互いを称え合う光景はまさにサッカーを愛する者たちとしての鏡でした。

今年は何億人もの人の想いを「つなぐ」W杯が開催されます。

ここではどんなドラマが生まれるのか、今から楽しみですね♪

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