ウィンブルドンは、グランドスラムの中で最も歴史が長く、厳しいルールのもと運営されています。その厳しいルールの1つに「全身白いウェアを着用」があります。
さて、それはなぜそういったルールができたのでしょうか?そして、今の選手はどう思ってるのでしょうか??まとめてみました!!
ウィンブルドンと白いウェアの関係
白いウェアの始まり
始まりは、1884年のウィンブルドン女子シングルス部門で初代優勝者となった、イングランド出身のモード・ワトソン選手に由来します。
その選手が白で揃えたウェアを着用していたため、その伝統を守るいうのが始まりのようです。
当時テニスは社交の場でもあったため、テニスをしている時に汗がにじみ出ている姿はみっともないという理由から、その汗が目立たない白色が採用されたという背景もあるそうです。
イギリス人らしい、紳士的な理由から白色のウェアの着用がルールとして定められました。
しかしながら、この白色のウェア着用義務には、かなり苦言が呈されているようです。
今の選手の正直な気持ち
ここで、フェデラーのコメントを記載してあるニュースを引用します。
昨年大会(The Championships Wimbledon 2014)で、フェデラーは「僕らはみんな白だ。白、白、真っ白だ。かなり厳しい」と発言した。
「個人的な意見としては、厳しすぎると思う。ステファン・エドベリ(Stefan Edberg)やボリス・ベッカー(Boris Becker)の時代の写真を見てみれば、少し色が入っていたけど、『全身白』という点は変わらなかった」
と、その全身白という厳しさに不満を漏らしています。また、女性テニスプレイヤーのコメントとしては、
カロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)は、昨年、女子テニス選手の下着の色まで調べるという話が出たとき「少し気持ちが悪い」と語っていた。
と、下着にまでチェックが入ることに、かなり不満がありそうです。
ファンとしては、その厳格がルールからつくられる厳かな雰囲気のあるウィンブルドンらしさで素晴らしいと思う一方、選手には気持ち良くプレーできる環境を整備して欲しいな。と思います!!