2000年のシドニーオリンピック男子柔道100キロ級
男子柔道ナショナル監督としてリオ五輪に臨む井上康生は、
22歳、日本のエースとしてシドニー五輪に出場しました。
前年6月に、くも膜下出血で亡くなった母「かず子」さんの名前を黒帯に刺繍し、
オール1本勝ちで決勝まで進んだ井上康生は、決勝の舞台へ
お見事!得意技の内股で金メダルを獲得した井上康生は、
「オリンピックでメダルを取ることを一番楽しみにしていたのが母親、
表彰台の一番高い位置にその母親の遺影を持って立ちたい」
どうしても母かず子さんの遺影と一緒に表彰台にあがりたいと、
日本の柔道の関係者からは、遺影のガラスが危険物をして見なされるので
遺影を持って表彰台にあがることはできないと言われていたそうなのですが、
その話を知った表彰台に選手を引率する外国の競技関係者の女性が
「服の下に遺影を忍ばせて行きなさい、私は何も見てないわ」と、
そのおかげで、
井上康生は、母かずこさんの遺影を持って表彰台に立つことができたのです。
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