オリンピックの日と名付けられた６月２３日に、リオ五輪が開催されるリオデジャネイロ市では、選手村の一般公開がなされました。

驚愕の充実度

最高で１７階の建物３１棟からなる７つのコンドミニアムには、３,６０４のアパートが用意され、オリンピック開催期間中に17,000人、更にパラオリンピック期間中には6,000人が利用することが見込まれています。選手村の中には、選手や関係者を各競技場へ送迎する為に、３００台ものバスが発着出来るバスターミナルがあります。１日60,000食を提供可能な食堂はジャンボジェット機をも収納可能な広さで２４時間営業するとのことです。

選手が宿泊する部屋には2mサイズのベッドが用意され、30cm延長出来るオプションで 長身の選手が多いバスケットボールの選手でも、足を伸ばすことが出来るよう準備されているようです。財政的な影響もあり、テレビについては各部屋に用意出来なかったとのことですが、大型スクリーンを設置しての対応となりました。大型スクリーンを前に各国の選手が集うというスタイルも、そこで生まれるコミュニケーションが良い環境を生むことに繋がるかもしれません。また、スポーツジムや美容室、更に様々な宗教に関わる集会用施設も併設されるなど、選手個々が気持ち良く過ごすことで競技に集中出来る環境は、実に充実したものになっていると考えます。

差し迫る選手の受け入れ

そんな充実した選手村は、建設事業主であるリオデジャネイロ市からオリンピック大会組織委員会へ、６月１５日に引き渡されました。選手村は、７月２４日にオープンとなり、世界各国からの選手受け入れが始まります。オリンピック大会組織委員会への引き渡しの式典に於いて、同市のパエス市長は、「世界中の選手が共存するにふさわしい理想郷を用意できた」と、選手が快適に滞在出来ることをコメントに表しました。２０１６年８月５日～２１日まで開催されるリオ五輪開催中には、選手やコーチを始めとする関係者が、最大で18,000人が宿泊することが想定されている選手村です。

オリンピック期間中、選手やコーチや関係者がストレスを感じることなく過ごせるであろう選手村が提供されたことで、素晴らしいリオ五輪となることが期待されます。

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