痛すぎる初戦
8月15日、日本時間0時にアーセナル vs リヴァプールの試合が行われた。プレミアリーグの開幕戦、アーセナルはホームでリヴァプールを迎えた。昨シーズンと変わらずの監督対戦。リヴァプールはサウサンプトンから獲得したマネのスタメンを発表し期待が高まる。一方でアーセナルはエジル、ジルー、コシェルニーとチームの攻防主軸となる3名がベンチ外でのスタート。試合のスタメン/ベンチメンバーは以下の通り。
アーセナルスタメン
GK,33,チェフ
DF,24,ベジェリン
DF,16,ホールディング
DF,21,チャンバース
DF,18,モンレアル
MF,35,エルネニー
MF,34,コクラン
MF,8,ラムジー
MF,17,イウォビ
MF,14,ウォルコット
FW,7,サンチェス
アーセナルベンチ
GK,13,オスピナ
DF,3,ギブス
MF,10,ウィルシャー
MF,29,ジャカ
MF,19,カソルラ
MF,15,チェンバレン
FW,32,アクポム
リヴァプールスタメン
GK,22,ミニョレ
DF,2,クリン
DF,6,ロヴレン
DF,17,クラヴァン
DF,18,モレノ
MF,5,ヴァイナルドゥム
MF,14,ヘンダーソン
MF,20,ララーナ
MF,10,コウチーニョ
MF,19,マネ
FW,11,フィルミノ
リヴァプールベンチ
GK,13,マニンガー
DF,32,マティブ
DF,35,スチュワート
DF,66,アーノルド
MF,16,グルジッチ
MF,23,カン
FW,27,オリギ
ヴェンゲルはCBを若手二人、チャンバースとホールディングに託した。攻撃ではサンチェス、ウォルコット、イウォビなどのスピードとドリブル能力が高い選手を抜擢。怪我明けのカソルラも復活した。ベンチスタートのカソルラ、ウィルシャー、ジャカ、チェンバレンと層の厚さを見せている。
前半はアーセナルが主導権を握り、ホームでの戦い方をした。前半28分にはエリア内でウォルコットが倒され,PKを獲得したもののリヴァプールの守護神ミニョレの好セーブに阻まれた。しかしその直後にイウォビの絶妙なパスに反応したウォルコットが右サイドから決めた。このまま前半を折り返したいアーセナルだがそれは叶わなかった。リヴァプールは終了間際にボックス外でフリーキックを獲得した。やや遠めだが狙える位置であった。リヴァプールの10番、昨シーズン好調だったコウチーニョがボールをセットした。壁の上を越え、チェフが届くことができなかったゴール右上にボールが吸い込まれて同点とされた。
後半開始直後はリヴァプールが怒涛の攻撃を仕掛けた。前半アーセナルの若手CB二人は良かったもののここまでかって言うくらいボロボロになった。46分にはララーナが決め勝ち越し2-1とした。CBが修正する暇もなく56分には再びコウチーニョが決めた。サイドからの低いクロスにうまく合わせ、3-1とアーセナルを突き放した。さらなる打撃となったのがラムジーとイウォビの負傷交代で交代枠を早くも2つ使ってしまった。ここでチェンバレンとカソルラがピッチに入って立て直しを図るが、注目のマネが豪快弾を決めアーセナルの心を折り4-1とまで突き放した。しかし、わずか1分後には出てきたばかりのチェンバレンが左サイドから2人の間を抜け、低空弾を決め反撃ののろしを上げた。この時間からリヴァプールの痛手となったのがコウチーニョの負傷交代だった。75分にはフリーキックを獲得し、カソルラがクロスを上げた先にはチェンバースがヘディングで決め4-3にまで追ってきた。しかしドラマはここまでだった。上手に時間を使ったリヴァプールは逃げ切ることに成功しアウェイでアーセナルに勝ち大金星となった。初戦で4失点をしたアーセナルにDF力が再び課題となった。エジルとジルーが不在で3点取れた攻撃力は良かったとポジティブに捉えるしかない。まだ始まったばかりのシーズンだ。強豪が初戦からいい形で入る中、次の試合からいい形で勝ち進んでほしい。